樹脂サッシ Q&A

樹脂サッシについて寄せられる質問を、Q&Aにまとめました。

1. 樹脂サッシの有用性について

樹脂サッシの利点は何ですか。

樹脂サッシの利点は何ですか。

この質問を閉じる

ヤカン、鍋、フライパン・・・・・・。キッチンにある金属製調理器具の手の触れる部分には樹脂が使われていることにお気づきですか。
これは「金属は熱を伝えやすく、樹脂は伝えにくい」という性質を利用したもの。お湯を沸かしたり食品を煮たり焼いたりする本体部分は、熱が伝わりやすいように金属製にし、手の触れる部分はやけどをしないように樹脂が使われているのです。
この「熱を伝えにくい」という特性を生かしたのが樹脂サッシです。

アルミに比べて熱伝導率が約1000分の1という優れた断熱性によって、夏の暑さや冬の寒さが室内に伝わるのを防ぎ、夏涼しく冬暖かい快適で健康的な住まいづくりのお役に立ちます。 また、樹脂サッシは防露性、遮音性、気密性にも優れ、窓について様々な悩みを解決してくれます。

「樹脂サッシの効果」ページもご参照ください

塩ビ樹脂を使うことの利点は何ですか。

塩ビ樹脂を使うことの利点は何ですか。

この質問を閉じる

1. 長寿命

使い捨て社会の象徴のように言われているプラスチックですが、実は「さびない」「腐らない」という特長を持った、耐久性に富んだ素材です。中でも塩ビ樹脂を使った製品はとても長寿命です。たとえば、上下水道用のパイプは50年以上使ってもまだ大丈夫です。
塩ビ樹脂製品の半分以上は15年以上にわたって使われています。塩ビサッシはドイツで約50年、日本では約30年の使用実績があります。

2. 省資源

プラスチックの多くは限りある資源・石油を主原料にしています。
ところが、塩ビ樹脂はその約60%が地球に無尽蔵にある塩を原料にしています。塩ビ樹脂は、他のプラスチックに比べて省資源型のプラスチックと言えます。

塩ビ樹脂以外ではサッシはできないのですか。

塩ビ樹脂以外ではサッシはできないのですか。

この質問を閉じる

樹脂にはたくさんの種類があり、サッシを作ることが可能なものもあります。しかし、塩ビ樹脂は長寿命・省資源型で、その利点は他の樹脂の追随を許しません。また、生産コスト、物性、加工性なども優れており、現状では塩ビ樹脂製以外の樹脂サッシを市場で見かけることはほとんどありません。

樹脂サッシの耐久性は何年くらいですか。
また、耐熱性についても教えて下さい。

樹脂サッシの耐久性は何年くらいですか。
また、耐熱性についても教えて下さい。

この質問を閉じる

1. 耐久性

塩ビ樹脂そのものは50年以上の長寿命ですが、実際のサッシではその使われ方や環境が影響します。樹脂サッシは1975年の販売開始以来、約30年経過しましたが、この間問題なく機能を維持しています。

2. 耐熱性

真夏の直射日光を受けたときの室外側の表面温度は60℃以上、密閉された二重窓構造の空気層では80℃に達しますが、その形状、機能は30年間保持されています。

樹脂サッシは結露しにくいと聞きますが。

樹脂サッシは結露しにくいと聞きますが。

この質問を閉じる

冬の窓の結露は、サッシとガラスの断熱性が不十分なことが原因です。アルミに比べて熱伝導率が1000分の1という優れた断熱性によって、結露を大幅に減らすことができます。ガラスも、複層ガラスや高断熱複層ガラスを組合せると、一層の効果があります。

そのような利点があるのに、なぜアルミが
普及しているのですか。

そのような利点があるのに、なぜアルミが
普及しているのですか。

この質問を閉じる

サッシとしての歴史が違います。アメリカのアルミサッシ普及に刺激されて、1957年(昭和32年)からアルミサッシの国内生産が始まりました。 アルミサッシは気密性の良さが評価されて、それまでの木製やスチール製のサッシを代替して全国に広まり、長年の間にサッシはアルミという概念が根付いたのです。一方、樹脂サッシの国内生産は1975年(昭和50年)から本格化し、その特性から主として寒冷地を対象に販売が始まりました。
この20年の歴史の違いが、普及率の差として現れていると言えます。
しかし、省エネ先進国であるドイツでの樹脂サッシの普及率は50%を越え、ヨーロッパを初め、アメリカ、中国では樹脂サッシが標準仕様になっています。日本では、北海道で新築戸建て住宅のほぼ100%、東北の北3県では約50%が使用され、近年その使用範囲は南下しつつあり、いつの日か「サッシは樹脂製」が常識になるかも知れません。

樹脂サッシの省エネ効果とCO2削減効果を定量的に
教えて下さい。

樹脂サッシの省エネ効果とCO2削減効果を定量的に
教えて下さい。

この質問を閉じる

1. 省エネ効果

東京地区の平均的な住宅(1980年省エネルギー基準の断熱仕様)の窓はアルミサッシ(単板ガラス)です。これを高断熱の樹脂サッシ(Low-E複層ガラス)の窓に変え、夏27℃、冬18℃で全館を電気で暖冷房したとすると、年間のCO2発生量を2.7トン、電気料金85,000円とそれぞれアルミサッシ(単板ガラス)を使った場合と比較して、約40%削減できます。

塩ビサッシの品揃えを教えて下さい

塩ビサッシの品揃えを教えて下さい

この質問を閉じる

[外窓]

塩ビサッシは断熱・耐風・気蜜・水密・遮音性という基本性能の高さに加えて、引違い窓、開き窓、縦・横辷り出し窓、FIX窓など多彩な機能の製品があり、デザインも豊富。住まいの外観デザインや取り付ける場所に応じて、最適な機能・デザイン・カラーの塩ビサッシをお選びいただけます。

[内窓]

「窓の断熱性が足りない」「どうも建て付けが悪くなった」「外の音がうるさい」など、現在すんでいる家の窓に関して不満をお持ちの方も多いことでしょう。そんな時にお役に立つのが塩ビサッシの内窓。今使われている窓の内側に塩ビサッシの内窓を取り付けることで、断熱・気密性に優れた窓に生まれ変わります。

「デザイン紹介ページ」もご参照ください

2. リサイクル/環境について

塩ビサッシの品揃えを教えて下さい

塩ビサッシの品揃えを教えて下さい

この質問を閉じる

1. 塩ビ樹脂は塩素を含んでいますから、燃焼条件によればごく微量のダイオキシンを生成します。一方、ダイオキシンの生成を抑制するためには、焼却炉の構造と運転条件の適正化が最も大切です。現在は、法律で定められた技術基準及び排ガス濃度を満たした焼却炉しか運転が許可されていません。
従って、焼却炉排ガス中のダイオキシンは全く心配ないと言えます。しかし、野焼き(たき火)や小型の簡易焼却炉での焼却は、塩ビの有無に関わらずダイオキシンが発生しますので(極めて微量で直ちに人の健康に影響が及ぶものではありませんが)、許されていません。

2. 塩ビ樹脂には、サッシやパイプのような硬質と、バッグや自動車のシートのような軟質のものがあります。塩ビ樹脂を軟質にするために液状の可塑剤を加えますが、この可塑剤(例えばDEHP)に内分泌攪乱作用(環境ホルモン性)があるのではないかと疑われ、環境省で調査検討が行われました。その結果、「人への環境ホルモン性は無い」ことが公表されています。

使用後のサッシはリサイクルできるのですか。
そのシステムはできているのですか。
また、廃棄量はどれくらいあるのですか。

使用後のサッシはリサイクルできるのですか。
そのシステムはできているのですか。
また、廃棄量はどれくらいあるのですか。

この質問を閉じる

塩ビ樹脂の特長のひとつは、再生しても特性がほとんど低下しないことで、リサイクルには最適の材料です。また、寿命が非常に長いと言う特長もありますが、家が増改築される際には廃棄物になってしまいます。
現在のところは、樹脂サッシが普及し始めてからまだ30年程度で廃棄されるものがほとんどありません。しかし、工場で発生する端材はリサイクルされています。また、製品についても廃棄が始まる時に備えて再生の実験は完了し、回収などリサイクルの体制を整えつつあります。

北海道地区における塩ビサッシリサイクルの今後の展望を探る〜II〜シンポジウム

プラスチックは石油から作られていますが、窓枠に
プラスチックを使うのは資源の無駄使いではありませんか。

プラスチックは石油から作られていますが、窓枠に
プラスチックを使うのは資源の無駄使いではありませんか。

この質問を閉じる

樹脂サッシは塩ビ樹脂製です。塩ビは、ほぼ100%石油を原料にしている他の樹脂と異なり、約60%が塩から取れる塩素で、石油原料は約40%しか使用しません。また、製造に要するエネルギーも比較的少ないので、他の樹脂よりも省資源の材料です。

一方、サッシに多く使われているアルミニウムは、電気の缶詰と言われるくらい多量のエネルギーを要する材料です。また、木製サッシの木材は再生可能な原料ですが、塗装など頻繁にメンテナンスしないと短寿命であり、省資源とは言い切れません。

プラスチックは、木材や金属の代替として使われすぎでは
ありませんか。本物志向の今日、代替品としての安易な
使い方は止めるべきではありませんか。

プラスチックは、木材や金属の代替として使われすぎでは
ありませんか。本物志向の今日、代替品としての安易な
使い方は止めるべきではありませんか。

この質問を閉じる

樹脂サッシの材料である塩ビ樹脂は、雨風や直射日光にさらされてもさびたり腐ったりしない上に、塗り替えなどのメンテナンス無しに長期間性能を保持します。また、自己消火性(火元を遠ざければ自然に消火する性質)ですから、火災の場合にも他のプラスチックのように燃え広がるおそれがありません。

このような特長を持つ塩ビ樹脂は、屋外で使用される建材に最適な材料です。また、長寿命である上に再生しても特性の低下がほとんどなく、リサイクルに最適で、地球環境にも優しく、まさに本物の材料と言えます。

塩ビ製品には重金属が使われることがあるそうですが、
サッシにも入っていますか。その場合、環境への悪影響は
ありませんか。

塩ビ製品には重金属が使われることがあるそうですが、
サッシにも入っていますか。その場合、環境への悪影響は
ありませんか。

この質問を閉じる

塩ビ樹脂は、製品に加工する時の高温での劣化を防止するために安定剤を加えています。安定剤の中には鉛を含むものがあり、安定化する性能が優れているためにサッシにも使われることがあります。しかし、鉛は塩ビ樹脂の中に固定されていて使用中に表面に出てくることはなく、環境汚染に繋がるおそれはありません。
また、家屋の寿命から樹脂サッシが廃棄され始めると予想される4・5年後を目標に、回収してリサイクルする体制を整えているところです。

3. 価格について

塩ビ価格は安価ときいておりますが、樹脂(塩ビ)サッシは
なぜ高価なのですか。

塩ビ価格は安価ときいておりますが、樹脂(塩ビ)サッシは
なぜ高価なのですか。

この質問を閉じる

塩ビ樹脂の原料は塩と原油です。原料の約60%は、地球上にいくらでもある安価な塩です。
塩ビ樹脂は、“さびない”し“腐らない”から長持ちし、また、生産コストが低い上に、物性、加工性に優れています。また、樹脂サッシは住宅の省エネルギーに貢献する“断熱サッシ”として、用いられています。樹脂サッシは、断熱性のある窓枠と、断熱ガラス(複層ガラスもしくは高断熱複層ガラス)の組み合わせで構成されています。従来のアルミサッシは、断熱性の劣るアルミ製の窓枠と、熱を通しやすい単板ガラスの組み合わせで構成されており、値段が安い反面、断熱性は高断熱ガラスを組み込んだ樹脂サッシの約3分の1です。

樹脂サッシは、断熱性を高めるため窓枠を工夫し、断熱性能の高いガラスを組み込んでいます。更に、窓の気密性を高める等、さまざまな工夫をこらしています。

使用時の省エネ効果は、金額的にどのくらいですか。

使用時の省エネ効果は、金額的にどのくらいですか。

この質問を閉じる

東京地区の平均的な住宅(1980年省エネ基準の断熱仕様の窓)は、アルミサッシに単板ガラスを組み込んだ仕様です。樹脂サッシに高断熱複層ガラス(Low-E複層ガラス)を組み込んだ窓に取り替えて、夏27℃、冬18℃で全館を暖冷房したとすると、電気料金が1年間で85,000円の節約となり、アルミサッシ(単板ガラス)と比較して40%の削減となります。

樹脂サッシを使用した窓は、暖冷房のエネルギー消費量を削減する事により、CO2の発生を抑え地球環境の保全に大きく貢献します。

4. 普及について

北海道や東北ではかなり普及しているとのことですが、
普及率はどのくらいですか。また、全国的にはどうですか。

北海道や東北ではかなり普及しているとのことですが、
普及率はどのくらいですか。また、全国的にはどうですか。

この質問を閉じる

樹脂サッシは、寒さが厳しいため高い断熱性能が求められる北海道でまず普及しました。現在では新築戸建て住宅のほぼ100%が樹脂サッシになっています。

東北の特に北3県でも近年の普及はめざましく、新築戸建て住宅の約50%に達し、さらに増加しています。
その他の地域では冬の暖房時の省エネ以外に、夏の冷房負荷低減や結露しにくいこと、高い防音効果などが評価され、急激に使用地域が広がっています。

樹脂サッシの歴史について教えて下さい。

樹脂サッシの歴史について教えて下さい。

この質問を閉じる

1955年にドイツのヘキスト社で開発されました。1960年代にヨーロッパで住宅省エネ化の機運にのって複層ガラスを使った樹脂サッシが評価され、需要を拡大してきました。アメリカでは1970年代に導入が始まりました。1980年代の後半に、ヨーロッパでは樹脂サッシがトップシェアを占めるようになり、アメリカでは本格普及が始まりました。その後、わずか10年余で総出荷窓の半分近くを占めるようになりました。

日本では1975年に発売開始され、北海道など寒冷地で採用が進みましたが、全国的には世界一の生産技術で低価格を実現したアルミ製が圧倒的に強く、樹脂製はまだ8%弱にすぎません。

しかし、地球温暖化防止のため民生分野のエネルギー消費(CO2排出)抑制が強く求められている今日、省エネ効果が大きく、しかも快適な住環境を作ることができる樹脂サッシは、これに大きく貢献すると期待されています。

5. 法規制について

建築基準法などの法規制はありますか。

建築基準法などの法規制はありますか。

この質問を閉じる

「建築基準法」により、(1)居室の窓の採光面積確保と、(2)防火・準防火地域内にある建築物の窓で、隣地や道路から近い時、防火戸もしくは防火設備を用いる事が義務づけられています。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律(いわゆる「品確法」)」が、平成12年4月に施行されました。この法律により、住宅の品質確保の促進と、消費者が安心して住宅を取得できる市場条件、住宅に係る紛争の処理体制が整備されました。
「品確法」により、(1)新築住宅施工時の品質上の欠陥で、窓からの漏水事故が発生すると、住宅の販売側が10年間にわたり、無償で修理や賠償をおこなう事が義務づけられました。(2)消費者が希望すれば、新築住宅の性能を第三者の評価機関が、評価・表示します。
窓に関係する評価項目は、火災時の安全、温熱環境、光・視環境、音環境があります。

1)「建築基準法」抜粋

(目的)

建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資する。

(第28条)

住宅の居室には、窓その他の開口部を設け、その採光面積は床面積の7分の1以上とする。

(第64条)

防火地域又は準防火地域内にある建築物は、その外壁の開口部で延焼の恐れのある部分に、防火戸その他の政令で定める防火設備を設けなければならない。

*1.延焼の恐れのある部分

隣地境界線、道路中心線から1階にあっては3m以下、2階以上にあっては5m以下の距離にある建築物の部分をいう。

*2.政令で定める防火設備

防火設備に通常の火災による火炎が加えられた場合に、加熱開始後20分間、加熱面以外の面に、火炎を出さないもの。

2)「住宅の品質確保の促進等に関する法律(いわゆる「品確法」)」抜粋

(目的)

住宅の性能に関する表示基準及びこれに基づく評価の制度を設け、住宅に係る紛争の処理体制を整備するとともに、新築住宅の請負契約または売買契約における瑕疵担保責任について特別の定めをすることにより、住宅の品質確保の促進、住宅購入者等の利益の保護及 び住宅に係る紛争の迅速かつ適正な解決を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与する。

(「品確法」の3つのしくみ)

1.10年の瑕疵保証

新築住宅において、施工時の瑕疵(品質上の欠陥)が原因で、住宅の基本構造部分(基礎・柱・床・屋根)と、雨水の浸入を防止する部分(窓等)に発生した問題は、住宅の販売側が無償で修理や賠償などを行う事を義務づけ。

2.住宅の性能表示制度(任意の制度)

消費者が希望すれば、住宅の性能(9項目)を第三者の評価機関が評価・表示する。評価の採点は項目によって異なるが、2~4段階評価で行う。この制度は有料(10万円程度)で希望者が利用できる。

3. 紛争処理

前項の性能表示制度を利用した住宅に対しては、第三者の紛争処理機関(各地の弁護士会)が紛争を速やかに調停・仲裁する。紛争処理の手数料は1事件当たり1万円かかります。

*住宅の性能(9項目)
  1. 構造の安定:地震や風に対する建物の強さ
  2. 火災時の安全:火災の早期発見、脱出対策、建物の燃えにくさ
  3. 劣化の軽減:木材の腐朽に対する対策、コンクリートの劣化対策
  4. 維持管理への配慮:給排水管とガス管の維持管理のしやすさ
  5. 温熱環境:断熱・気密・日射遮蔽などの省エネ対策
  6. 空気環境:室内の化学物質汚染に対する内装材や換気に対する対策
  7. 光・視環境:採光のための開口部面積
  8. 音環境:騒音に対する遮音対策
  9. 高齢者等への配慮:いわゆるバリアフリー対策

次世代省エネ基準とはなんですか。

次世代省エネ基準とはなんですか。

この質問を閉じる

「次世代省エネルギー基準」(以後「次世代省エネ基準」と略す)とは、「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」に基づいて、1999年に制定された政府の告示です。
住宅に対する省エネルギー基準は第2次オイルショックをきっかけとして1980年に誕生しました。
その後、1992年の改正を経て、1999年に国際レベルに肩を並べた「次世代省エネ基準」が新たに制定されました。これは、日本の国が地球温暖化防止条約・京都会議(1997年)で約束した地球温暖化ガスの排出削減を目指し、かつ快適・健康・安全で省エネ性の高い住宅を建てていくことを目的としたものです。

この基準では日本全国を気候によってI~VIの地域に分けています。
この基準は地域毎に断熱や気密、日射遮蔽など、住宅を建てる際に必要な性能を規定した「建築主の判断基準」と、これらの性能基準を満たす断熱材、サッシ仕様や施工方法などの仕様からなる「設計・施工の指針」の2本立てになっています。

6. 火災時の安全性について

アルミサッシと比べて火災時の安全性はどうですか。

アルミサッシと比べて火災時の安全性はどうですか。

この質問を閉じる

樹脂サッシは、一酸化炭素など多くのガスを出す紙や木材と比べて、火災時に大きな被害をもたらす原因とはなりません。つまり、自己消化性(火元を遠ざければ自然に消火する性質)を持っています。塩ビ樹脂は着火しにくく、外部から連続して熱源を与えなければ、燃えつづけることはなく、他への延焼を促す原因にはなりません。また、炭化して形状を保持し、ガラスの脱落を防ぎます。燃えないアルミサッシの場合でも、防火戸または防火設備の認定のない窓は、消防車が来るまでの間に溶けてしまう場合もあり、ガラスが脱落し大量の酸素を建物内に取り込み、火を一層大きくする事があります。ちなみにアルミが溶け出す温度は約600℃です。火に強そうに見える材料ですが、そこには、意外な盲点がある事が分かります。

火災時の安全性は、「建築基準法」で定められています。
防火・準防火地域にある建築物の外壁で、延焼の恐れのある開口部(窓など)について、防火戸または防火設備の使用が義務づけられています。
「建築基準法」の対象となる、延焼のおそれのある開口部(窓など)は、認定を受けた、防火戸または防火設備を使う事になります。

7. メンテナンス性

樹脂サッシの維持管理にはどのような注意が必要ですか。

樹脂サッシの維持管理にはどのような注意が必要ですか。

この質問を閉じる

樹脂サッシはさびたり腐ったりしない上に、大幅な変退色もありませんので、塗り替えなどのメンテナンスなしに長期間性能を保持します。

1. 取り扱い

・サッシには本来の用途以外の行為(人が乗る、寄りかかる、アンテナや植木鉢を取り付ける、加工する、部品を取り外す等)はおやめ下さい。
・風の強いときは、窓を閉め必ずロックをかけて下さい。(ロックをかけないと窓が急激な開閉で衝撃を受け、破損・落下のおそれがあり、おもわぬけがや事故につながります)

 

2. 清掃の目安

3. お手入れの方法

8. リフォーム

樹脂サッシにリフォームしたいのですが、どのような
既設住宅にも適用可能なのですか。

樹脂サッシにリフォームしたいのですが、どのような
既設住宅にも適用可能なのですか。

この質問を閉じる

どのような住宅にも適用可能です。

1. 増・改築の場合

増築・改築で樹脂サッシを用いる場合は、樹脂サッシの施工要領書にもとづいて、取り付けます。窓の種類・サイズ等の仕様は、樹脂サッシのカタログを参考に、設計事務所・工務店などと相談して選んで下さい。

2. 窓のみ改修の場合

既存の窓を残してリフォームする場合と、既存の窓を取り外してリフォームする場合があります。既存の窓(アルミサッシ等)を残してリフォームする場合は、樹脂サッシ内窓を、既存の窓の室内側に取り付ける事ができます。

リフォーム工事は簡単で1~2日で終了します。
既存の窓(アルミサッシ等)を取り外してリフォームする場合は、樹脂サッシ外窓を取り付けます。既存の窓の取り外しには、住宅の外壁と窓周りの内装材の取り外しが必要となり、大規模な工事となります。

設計事務所、工務店などとよく相談してください。